こんにちは。
小野田整形外科 新院長の小野田亮介(りょうすけ)です。
この医療ブログでは、皆様の素朴な疑問や最新の医療情報、最近話題なトピックなど関して情報発信していきます。
最初の話題は「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」についてです。
みなさんだれもが「寝たきり」になりたくないと考えると思います。
寝たきりの主な原因の一つに「骨折」があります。
そして寝たきりの要因となる骨折を予防することに一番大切なことが「骨の強さ」、すなわち骨粗鬆症の予防、早期治療なのです。
骨の強さは「骨密度」と「骨質」によって大きく左右され、一般的には「骨密度」が7割、「骨質」が3割と言われています。
特に骨密度は年齢とともに低下し、特に女性ホルモンが減少する女性の閉経後に大きく低下することが知られています。
骨密度がピーク時から大きく低下して骨折リスクが高くなっている状態を骨粗鬆症と言います。
年齢が大きく関与することに関しては高血圧などとも似ていますが、高血圧との違う点は以下の2点です。
1:変化がゆっくりなこと
→血圧のように日々変化するものではないので、数か月~半年程度のスパンで変化を測定していく必要があります。
2:調べることがむずかしいこと
→血圧計のように家庭で測定することが困難なため医療機関で測定する必要があります。
測定をしてお行かないと、恐ろしいことに多くの人にとって「骨粗鬆症」は骨折するまで気が付かないのです。。。。
当院では正確な骨密度を測定できるDEXA法による測定機器を備えており、予約なしで検査することが可能です。
検査の料金は1割負担の方で450円程度、3割負担の方で1350円程度となります。
まずは知ることが大事ですので、
骨密度検査希望の方は受診時に医師や看護師、放射線技師などに気軽に仰ってください。
今後は治療薬などについても書きたいと思います。
よろしければこちらのページも参考に御覧ください。